東京サリーのベターライフ。

ベスト、じゃなくてベターでいい。

5月の花嫁学校を観て

5月の花嫁学校という映画を観てきました🌸

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🇫🇷あらすじ

舞台は五月革命の革命前夜、1967年のフランスのアルザス地方にある、花嫁学校。良妻賢母を育てるために奔走する校長だったが、夫の死やかつての恋人の登場、そして自由な生徒たちとの出会いをきっかけに、次第に考えが変わり...

 

生徒たちのカラフルな衣装や壁紙の模様、アルザスの綺麗な景色、まだ幼さが残る可愛らしい生徒たち、そしてなんといってもユーモアたっぷりな生徒と先生のやりとり。

自由に生きよう!と思える気持ちが明るくなる映画🇫🇷

主人公のワンピース姿も素敵だけれど、後半、パンツを着こなす姿はかっこよかった。

ラストのミュージカル風?のシーンもお気に入り♡

ぜひ女性の皆さまに観てほしいな。

 

この頃のフランスでは妻は運転してはいけないし、銀行の口座も作れない。

決められた人と結婚し、無駄づかいはせず、家事に励み、家庭を支える。

今でこそ時代遅れだけれど、この頃はこれが普通だったんだなあ。

フランス人の女性は、自由なイメージだったけど、今のスタイルは様々な女性たちの努力で確立されたんだ。

実際、五月革命をきっかけに次々に花嫁学校がなくなったそう、、!

ところで、五月革命ってなんだっけ、、

世界史でやった気がするけど忘れてしまった、、

パリの大学生が政府の教育政策に不満を爆発させて暴動を起こしたのをきっかけに起こったド=ゴール体制に対する、広範な労働者・市民の反対運動。

だとか。

同時期にアメリカでも女性解放運動が行われていたようで、世界的な機運もあったのだろう。

 

映画の中で印象的だったのがピルについて。

母になるか売春婦になるか選ばなきゃいけないの?みたいなセリフがあったのだけど、それくらい性に対して厳しい世の中だった。

調べてみると五月革命の後に中絶も合法になったのだとか。

日本で低用量ピルが認可されたのは意外に遅く、なんと1999年。

開発からなんと44年も経ったようで、、

最近も緊急避妊薬の話題があったし、まだ発展途上なのだなとも思う。

女性に限らずだけど、もっともっと自由に生きられる時代になりますように。

とはいえ、当時と比べると自由な時代に生きているのだから、一度きりの人生もっとのびのび生きたいなと思えた映画でした!