「もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。」
暮しの手帖の編集長だった松浦弥太郎さんが25歳にしておくべきこと、したいことが書いてある本。
松浦弥太郎さんについてはあまり詳しく知らなかったのだが、今25歳なので、手に取ってみた。
高校を中退し、単身渡米したという来歴からもどんなアイデアが書いてあるんだろう?と思ったけど、書いてあるのは意外と基本的なこと。
例えば、身なりで人を判断しないとかお礼上手になるとか、風邪をひかないとか。
なんだか拍子抜けするのだが、我に帰ると、出来ていない。
社会人になって4年目、仕事を作業のように流していたのかもしれない。
基本に帰る大切さに気付かされた。
面白かったのが「ラクしてもうけない」という項目で、そこに「タダより高いものはない」というエピソードがあるのだが、
僕は街で配られているティッシュも、もらいません。タダのものには近寄らないし、さわらないと徹底しているのです。タダでなにかをもらうことで、お金でなくても名前など個人情報を詐取されることがあります。あるいは見たくもない広告を見せられます。実はティッシュをもらうことでも、危ない話に乗る第一歩なと心得ましょう。
と書いてあった。
徹底ぶりがすごい。
桑田佳祐が何かの歌詞で「上手い話にはカラクリいっぱい」と言ってたなあ。
気をつけようっと。